創価学会では、国連が1999年に「平和の文化に関する宣言と行動計画」を採択して以来、主要な取り組みの1つと位置づけてきた「平和の文化」構築を、多角的な活動を通して促進しています。今号は、その具体的取り組みを紹介します。ちなみに、☆印は長崎で取り組んだ項目です(^^)v
(1)国連の「平和の文化」ハイレベルフォーラムを支援
SGI国連事務所は、「平和の文化グローバル運動」の中核メンバーとして、7年連続で行事運営に尽力しています。
(2)「平和の文化フォーラム」、「平和の文化講演会」を開催☆
女性平和委員会は、SDGsの「誰も置き去りにしない」との精神を尊重する社会の構築を目指し、子どもの不登校やいじめ、差別や障がい、家庭不和の克服、介護や地域活動、環境問題など、さまざまなテーマに基づき活動を展開。
(3)「平和の文化と希望」展を開催
高齢者や子どもの人権と希望ある生活について考える「平和の文化と希望」展を全国20会場で開催しました。
(4)「世界平和祈願戦没者法要」を開催
池田名誉会長の提案で1973年から始まった同法要は、アジアをはじめ全世界の戦争犠牲者の追善を行うとともに、不戦と平和の決意を新たにする取り組みとして、毎年8月15日に開催し2018年で46回を数えました。
(5)戦争・被爆体験の継承活動を推進
①長崎・広島で平和の集いを開催☆
長崎と広島で原爆犠牲者・戦没者の追善勤行法要を行うとともに、被爆者の体験を聞く会を開催するなど、恒久平和への誓いを新たにしています。
②沖縄で青年平和の集い
「沖縄慰霊の日」沖縄青年部主催の平和の集いでは、児童文学作家の入江幸子さんが講演を行いました。
③青年不戦サミット☆
平和構築の方途を具体的に討議する場として、青年部が1989年から行っている伝統のサミットを長崎で開催。長崎・広島・沖縄の他、全国の代表も参加。人権活動家エスキベル博士からメッセージが寄せられました。
(6)アジアの友好
①日中青年未来フォーラム☆
日中平和友好条約締結40周年、池田先生の日中国交正常化提言発表50周年を記念し、各地でフォーラムを開催。
②中華全国青年連合会(全青連)との交流
全青連と学会青年部は1985年に交流議定書を締結して以来一貫して相互往来を推進。大学でのフォーラムや東北被災地視察などを通し協力の深化を約しました。
③日中学生意識調査
日本人大学生(専門生含む)1万人あまりと中国からの留学生約300人に、対面式とネット入力式で意識調査を実施。
(7)国連安保理2250決議の普及を支援
平和と安全保障における青年の役割を強調した国連決議「2250決議」。昨年は、国連の要請を受け提出した報告書がウエブサイトで紹介されました。
(8)宗教観・文明観対話を促進
東洋哲学研究所とアメリカの池田国際対話センターで、学術大会やシンポジウム、講演会などを開催し、宗教間の対話や宗教の文明的貢献の議論を促進した。
(弘)