ウクライナを巡る危機の早期終結と核兵器の使用を防止するための措置を求めて、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長が『平和の回復へ歴史創造力の結集を』と題する緊急提言を発表しました。
これまでの提言でも一貫して論じてきた、核兵器にひそむ根源的な問題について改めて掘り下げながら、人類の未来を開く核軍縮を進めるための行動の連帯を呼びかける内容となっています。
さらに、国連の仲介でロシアとウクライナをはじめ関係国の会合を開催し、停戦合意を実現させるよう提唱。また、昨年のNPT(核兵器不拡散条約)再検討会議で焦点となった「核兵器の先制不使用」の原則を核兵器保有国が共に確立することが急務であると強調されています。核抑止の危険性を真摯に踏まえて、「核兵器のない世界」への時代転換を目指すことを訴えています。
アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の首脳が「核戦争に勝者はなく、決して戦ってはならい」との精神を確認し合った2022年1月の共同声明に今こそ立ち返り、民衆の生存の権利を守る平和への一歩を踏み出していきたいと思います。
(弘)