被爆76年を控えた8月1日、ピースフォーラム2021・第88回長崎平和学講座が開催され、長崎の核兵器廃絶運動の中心者でもある朝長万左男氏(日赤長崎原爆病院・名誉院長)が講演を行いました。「核兵器なき未来への展望―核兵器禁止条約発効をうけて―」と題し、データや映像など貴重な資料を交えての内容に、参加者から「大変勉強になりました」との声が多数寄せられました。

朝長氏は、万が一核兵器が使用された場合に、直接的な被害だけでなく、世界規模の寒冷化が起こると説明。それにともなう食糧危機など、戦争とは無縁の大量の市民が国境を越えて死に至るという核兵器の非人道性を訴えました。

また、南半球がほぼ非核地帯となった実例を挙げつつ、私たち一人一人が「グローバル・シチズン(世界市民)」との意識に立ち、核禁条約の精神を全世界に広めていけば、核兵器の廃絶は成し遂げられると語り、話を結ばれました。私たちも自信を持って核兵器廃絶に向けて取り組んでいこうと決意しました(山)

長崎創価学会 長崎平和学講座1

長崎創価学会 平和学講座2