ピース・フォーラム2022「第94回長崎平和学講座」が7月26日、長崎平和会館で開催され、「二重被爆者」山口彊(つとむ)さんの孫である原田小鈴氏が講演を行いました。
講演では、祖父の被爆体験を継承しようと決意したきっかけや、これからの平和活動への思いをお話いただきました。
また、山口彊さんの被爆体験を紙芝居でお伺いし、改めて核兵器は絶対にあってはならない兵器であることを強く確信しました。
被爆三世として語り部の活動をされる原田さんが口にする一言一言は優しくも力強く、参加者に平和な社会への挑戦を後押しする勇気を与えてくださいました。
ある参加者は、「長崎で生まれ育つも、二重被爆についてはほとんど知りませんでした。今回初めてお話を聞き、胸が痛くなりました。そして、絶対に三度目の核兵器の使用があってはならないと思います。自分一人ができることは微力かもしれないですが、平和のために行動していこうと決意しました。」
と、語ってくださいました。
様々な葛藤がありながらも、祖父の言葉を胸に継承活動をされている原田さんの姿に、とても心が揺さぶられました。長崎に生きる使命と誇りを胸に、これから多くの人に語り継いでいきたいと思いました。(恵)