創価学会の池田大作名誉会長は26日、『人類史の転換へ 平和と尊厳の大光』と題する記念提言を発表しました。これは、1983年以来、毎年行っているもので、今回で通算40回目となります。

提言では、世界中が新型コロナウイルスの感染拡大に伴う危機に苦しむ状況の中、健康や幸福とは何を意味するのかを巡り、困難を抱える人のために自らが“支える手”となり“生きる喜び”を分かち合える社会を築く重要性を訴えています。

また、日本と中国が国交正常化50周年を迎えることを機に、「気候危機の打開に向けた日中共同誓約」を策定することやグローバル・コモンズ」を総合的に守るための討議の場を国連に設けることを提案しています。

最後に、NPT第6条で定められた核軍縮義務を履行するための決議を国連安全保障理事会で採択することや、明年日本で開催されるG7サミットの時期に合わせ「核兵器の役割低減に関する首脳級会合」を広島で行うことを提案。また核兵器禁止条約の締約国会議に、日本をはじめとする核兵器依存国と核保有国がオブザーバー参加することを呼びかけるとともに、同条約を着実に推し進めるための「常設事務局」の設置を目指すことを提唱しています。
(弘)

長崎創価学会 コスモス