創価学会の池田大作名誉会長は、第44回「SGIの日」に寄せ、「平和と軍縮の新しき世紀を」と題する記念提言が発表。1月26日、27日付の聖教新聞紙上で上下2回にわたり掲載されました。
提言ではまず、21世紀の世界の基軸に「軍縮」を据えるための足場として、以下の3点を提起しています。
①「平和な社会のビジョン」を共有すること。
②「人間中心の多国間主義」を共に育むこと。
③「青年による関与」を主流化させること。
その上で、平和と軍縮を巡る喫緊の課題を解決するための具体策と、SDGsの取り組みを前進させるさめ、以下の5点を提案しています。
1)核兵器禁止条約の参加拡大へ 有志国によるグループの結成
2)NPT(核拡散防止条約)再検討会議を機に 核兵器の高度警戒態勢を解除
3)AI兵器を全面禁止す条約の制定を推進
4)国連の特別代表を任命し 水資源を守る体制を強化
5)世界の大学をSDGsの推進拠点に
最後に、牧口初代会長のメッセージを通し次のように述べ今回の提言を締めくくっています。
“創価学会とSGIの源流には牧口会長の教育思想がありますが、その要諦をなすメッセージは次のように綴られています。
「目的観の明確なる理解の上に築かれる教育こそ、やがては全人類がもつ矛盾と懐疑を克服するものであり、人類の永遠の勝利を意味するものである」
SGIは、この教育が持つ限りない可能性をどこまでも信じ、青年のエンパワーメントを通して、すべての人々が尊厳を輝かせて生きられる「持続可能で平和な地球社会」の建設に邁進していく決意です”。(弘)