12月になり長崎市内の木々も、落葉の時期を迎えています!
今日は、核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC)が主催する第5回「核兵器廃絶市民講座」が、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館交流ラウンジで開催され、長崎平和委員会の代表も参加しました。
今回は、長崎大学核兵器廃絶研究センター客員教授である森永玲氏が、長崎県の北有馬出身・末永敏事の生涯について講演をされました。
末永敏事は、明治期を代表する思想家・内村鑑三に師事。内村との出会いが末永の人生に大きな影響を与え、反戦主義に身を投じていきます。森永氏は、軍部政府が国家神道を中心とする宗教・思想の統制を図るなか、自身に襲い来る困難を承知で信念に生きた末永敏事を知ることは、現代を生きる私たちにとって大事なことだと語られています。
創価学会においても、こうした軍部政府の動きに強く反対し続けた牧口常三郎会長(初代)、戸田城聖理事長(後の第2代会長)をはじめ21人の幹部が捕らえられ、牧口会長は1944年11月18日、最後までその信念を貫き獄中で殉教しました。
ここに創価学会の精神の原点があります。
これからも、仏法を基調とした生命尊厳の哲理を胸に世界の平和のため、連帯の輪を大きく広げてまいります。(弘)