1972年の日中国交正常化より50周年を記念する「第95回長崎平和学講座」が7月29日、長崎平和会館で開催され、中華人民共和国駐長崎総領事館の張大興総領事が講演を行いました。
これまで、当講演では、歴代総領事をお迎えしており、今回は4年ぶりの開催となりました。
冒頭、池田先生が1968年に発表した国交正常化提言をはじめ、創価学会が日中友好に果たした役割を評価してくださいました。正常化後の1975年には中国からの初の国費留学生6名が創価大学で受け入れられ、その6名から程永華前大使をはじめ、両国の相互理解に尽力していったことを紹介されました。
長崎も中国から最も近い地理的環境と歴史的に長く交流を育んできたことにも言及し、今後の日中友好への展望として、「国交正常化の初心を忘れず、平和と友好の『金の橋』をより強固にする」「歴史的・文化的資源を発掘し、人と人の心がつなぐ『金の橋』を広げる」「若者に焦点を当て、未来志向の『金の橋』を架ける」との3つのポイントを提起し、創価学会、そして青年の果たすべき使命に大いなる期待を寄せられました。
自分たちの置かれたそれぞれの立場で、民間交流を積み重ねながら、さらなる相互理解を深め、日中友好を推し進めていこうと決意しました。(山)