本年8月9日、長崎に原爆が投下されて75年がたちました。
現在、全国の被爆者の平均年齢は83歳。年々、高齢化は進み、悲惨な歴史を経験した人々の生の声を直接聞ける、最後の節目を迎えています。
そのような中、核廃絶を願う心を受け継ぐ「継承」をテーマに、長崎青年平和委員会・女性平和文化会議の有志で、新たな被爆証言集を上梓致しました。
本書では、7人の被爆者・被爆二世の方による証言を中高生が聞取りし、取材後記とあわせて収録。また、長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA)の吉田センター長へのインタビュー記事や被爆遺構を紹介する付録など、“学べる“コンテンツを多数掲載。
「同じ思いを二度と経験させたくない」と声をそろえる被爆者の話を聞き、「平和とは何か」「何が大切なのか」「私に何ができるのだろうか」等、思いを深めるきっかけとなる一書を目指し制作に取組んで参りました。
本書の発刊により長崎創価学会の反戦・被爆証言集は合計10冊目となりました。これからも長崎青年平和委員会・女性平和文化会議は「絶対に三度目の核兵器を使用させない」と誓い、核廃絶に向けての挑戦を続けます。
(響)

長崎創価学会 被爆証言集