長崎創価学会平和式典

被爆73年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に、創価学会の代表として参加。被爆者やご遺族、また核兵器廃絶に向けて行動する市民社会の代表など数多くの方々ともに恒久平和への祈りを捧げました。
 
田上富久長崎市長は平和宣言で、「原爆は、人間が人間らしく生きる尊厳を容赦なく奪い去る残酷な兵器」と核兵器の本質を指摘。日本政府に対して、核兵器に頼らない安全保障政策に転換するとともに、唯一の戦争被爆国として“核兵器禁止条約”に賛同し世界の非核化に向けた道義的責任を果たすよう求めています。

また今年の式典には、現職としては初めてとなるアントニオ・グテレス国連事務総長も出席。事務総長は「核兵器の完全廃絶は、国連の最も重要な軍縮の優先課題だ」と述べ、長崎を核兵器による惨害で苦しんだ地球最後の場所にしようと呼び掛けました。

今年、被爆者の平均年齢が82歳を超えました。田上市長が平和宣言で述べた「体験は共有できなくても、平和への思いは共有できる」との言葉は、多くの市民の心に届いたのではないでしょうか。

今こそ「戦争の文化」から「平和の文化」建設へ、民衆の連帯を強めていきたいと思います。(弘)