長崎大学の主催で特別公開セミナーが今月14日、行われました。
講師は、今年、ノーベル平和賞を受賞したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)で、日本人唯一の国際運営委員を務める川崎哲氏。氏は「国際NGOで働くとは」と題し、平和運動の取り組みや今後の展望を、自身の経験を踏まえながら語ってくださいました。
また、今年7月、国連で採択された「核兵器禁止条約」に触れ、各国の代表と意見を交わしながら、どのようにして条約締結に至ったのかを紹介してくださいました。
学生をはじめ、参加者からの質問にも真摯に答える一幕もあり、活発なセミナーとなりました。
唯一の被爆国であり、非核三原則を掲げる日本が条約交渉に参加できていないことは残念ですが、核廃絶に向け、大きな一歩を踏み出したことは私たちの希望であります。核廃絶署名やさまざまな機会を通じて、平和を求める声を高めていかねばならないと感じました。(洋)