「何度も挫折する。何回も裏切られる。けれども負けずに立ち上がるんです。そこから本物は生まれるのです。」小溝泰義氏。広島平和文化センター理事長、平和首長会議事務総長、元外交官。第2回核兵器廃絶市民講座で講演に立った氏は「平和社会建設の唯一の希望」である「青年」に最大限の期待を寄せつつ、大事なのは“数”ではなく“本物”であること、平和の為に真剣に闘う青年の前途は決して容易ではない、と何度も強調する。若き日より平和外交の第一線に身を投じ陰に陽に走り抜いてきた氏ならではの言葉だ。冒頭で氏が述べた「挫折と裏切り」を何度も経験したのは他ならぬ小溝氏自身だ。それでも立ち上がり闘い続ける姿は 長編詩「平和の鐘 虹光る長崎」の一文「岩盤を拳で砕くが思いで」を想起させた。「対話をしましょう!真剣勝負の対話を!勝敗を決める討論ではなく、互いに高めあう対話を!」。その氏の熱い思いを受け継ごう、ただただ平和の鐘を打ち鳴らすために。