長崎創価学会 ~長崎から生命尊厳の哲学を全世界へ~

山王神社・二の鳥居と被爆した大クス

爆心地からほど近い所にある山王神社。爆風で倒れたもう片方の鳥居も、そのまま残されています。
さらに奥に進むと被爆した大きなクスノキが立っています。原爆で、幹に亀裂が入り、熱線で焼かれました。そのため、枯れ木状態となりましたが、奇跡的に生き返り、希望と平和のシンボルとなっています。ちなみに、この被爆クスノキを題材に、長崎市出身のアーティスト・福山雅治さんが「クスノキ」という曲を発表しています。

  • 見学自由
  • 駐車場:なし
  • 住 所:長崎市坂本2‒6‒56

爆風の被害を物語っているのが二の鳥居なの。
原爆の爆発で中心の空気が瞬間的に熱せられ、周りの空気が膨張。強い爆風を引き起こし、建物や人々を吹き飛ばしたのよ。
下の表は爆心地からの距離と被害状況よ。

 爆心地からの距離 被害状況 最大風速
0.5km 強い鉄骨建造物が総つぶれ。屋根・囲壁がなくなる
鉄筋コンクリート建物、耐震設計のもの以外は完全破壊
280m/s
1km 家屋はほとんど原形とどめず 160m/s
2km 2階以上の煉瓦建は全壊 60m/s
3km 木造家屋の部分破壊 30m/s

爆心地では最大風速440m/sの爆風が起こったんだってね。
走行中のトラックが瞬間風速40m/sで横転するくらいだから、その10倍以上って想像つかないよ。

爆風で人々は吹き飛ばされ、全身に“散弾のような無数のガラスや木片”を浴びたの。
倒れた建物の下敷きになり亡くなった人や、その後の火災で動けないままに亡くなった人。命が助かっても手足を切断され不自由を強いられた人もいらっしゃったのよ。


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