永井隆は医学博士であり、カトリックの信者でもありました。原爆で最愛の妻を亡くし、自みずからも被爆。白血病と戦いながらも、被爆者の救護活動を続けました。
被爆から約3年後、浦上の人々から贈られた2畳1間の小さな家・如己堂で研究を続けながら、『長崎の鐘』や『この子を残して』などの執筆活動をしました。2人の子どもと3人暮らしでした。
如己堂の名前の由来は、博士の座右の銘である「己の如く人を愛せよ」との言葉から。平和を願い続けた永井博士は、43歳でその生涯を閉じました。
- 開 館:9:00~17:00
- 休館日:12月29日~1月3日
- 入館料(1F展示室):
大人100円(団体80円)、
小・中高生は無料 - 駐車場:なし
- 住 所:長崎市上野町22‒6
- TEL : 095‒844‒3496

如己堂外観。隣接する永井隆記念館は1階が博士に関する展示室、2階が図書室となっている。