長崎創価学会 第4回核兵器廃絶市民講座

核兵器廃絶長崎連絡協議会(PCU-NC)が主催する平成29年度第4回核兵器廃絶市民講座が、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館交流ラウンジで開催されました。

なかには佐世保市からの参加者もおり、回を重ねる毎に理解と共感の裾野が広がっていることを実感します。

今回は、「朝鮮半島の非核化:その現状と展望」と題して、広島市立大学平和研究所の孫賢鎮准教授が講師を務めました。

講座では、緊迫する北東アジア地域の情勢と今後の展望について、これまでの歴史的経緯を踏まえながら大韓民国(以下、韓国)の見方から多角的に論じられました。

日頃、私たちは日本の立場から北東アジア地域の非核化について議論を行っていますが、孫准教授の話しを受け、韓国が抱える国内外の複雑な歴史と背景を学び、新たな視点で思索を深める機会とすることができました。

どんなに複雑な歴史や背景があったとしても、相互に他者の存在を認め尊重し草の根の対話を重ねることでしか本質的な解決はできません。その時に必要となるのは、“諦めない勇気”ではないでしょうか。(弘)